悩みタイトル

深呼吸すると背中に痛みを感じる
デスクワーク後に伸びをした時に背中が痛む
背中の筋肉が張っている・こわばる
身体を前後に傾けると背中が痛い
背中に急な激痛が走る
前屈しようとすると痛みが出る

上記のような症状がある場合、背中の筋肉や関節に炎症が起きている可能性があります。
ぎっくり背中とは、背中に急に強い痛みが走る症状の総称であり、ぎっくり腰と同様に病名ではありません。
固まっていた筋肉や筋膜に急激な力が加わったり、縮んでいた筋肉を急に引き伸ばしたりする動作で発症します。
特に長時間のデスクワークや冷え、猫背姿勢が続く方は、ぎっくり背中を起こしやすい傾向があります。

ぎっくり背中に対する当院の考え

ぎっくり背中は、肩甲骨の間から腰上あたりまでの筋肉・関節に炎症が生じた状態を指します。
くしゃみや咳、物を拾う動作、下を向いたり重い荷物を持ったりといった日常の動きの中で、固まっていた筋肉や筋膜に急な負荷がかかることで起こります。
また、長時間同じ姿勢を続けた後に急に体を動かしたときにも発生しやすく、急激な痛みが背中を襲います。
使い古した輪ゴムを急に引っ張ると切れてしまうように、筋肉も柔軟性を失っていると損傷しやすく、その瞬間に痛みとして現れます。
日常的な姿勢の悪さや筋肉疲労により柔軟性が低下していると、再発もしやすくなるため注意が必要です。

ぎっくり背中を放っておくとどうなるのか

ぎっくり背中を放置してしまうと、筋肉の張りやすさが増し、一定の周期で再発を繰り返すことがあります。
また、背部の筋肉は首や腰とも密接に連動しているため、「肩こり」「首こり」「寝違え」などの症状を引き起こすこともあります。
痛みが引いた後でも、過剰な緊張状態が残っていると、筋肉が防御反応を起こして再び硬くなり、少しの動作で再発するケースもあります。
慢性的な背中の張りや背部痛が続く場合は、自己判断で放置せず、早めに施術を受けることが大切です。

ぎっくり背中の軽減方法

ぎっくり背中は、不良姿勢や筋肉の硬さが原因となることが多いため、軽減のポイントは「筋肉の柔軟性」と「正しい姿勢の維持」です。
1. ゆっくりとしたストレッチを行い、筋肉・筋膜の柔軟性を高めることが大切です。
2. デスクワークやスマホ姿勢による猫背を意識的に改善し、筋肉への負担を減らします。
3. 朝起き上がる時や動き出す時には、急な動作を避けて背中に負担をかけないようにしましょう。
これらのセルフケアを行うことで、ぎっくり背中の再発リスクを軽減することが期待できます。

施術を受けるとどう楽になるのか

当院では、主に猫背矯正(ストレッチを含む施術)を行うことで、背中の筋肉や呼吸に関わる筋肉(首・胸・脇腹など)をやわらげ、背中の張り感を軽減していきます。
さらに、全身矯正で骨格の歪みを整えることで、過度に縮んでいた筋肉や引っ張られていた筋肉のバランスを整え、再発しにくい体づくりを目指します。
どちらの施術も、痛みの軽減だけでなく姿勢の改善にもつながり、ぎっくり背中を起こしにくい体へ導きます。

軽減するために必要な施術頻度は?

当院では、ぎっくり背中の施術を効果的に行うため、症状の強い初期は1週間に1〜3回の通院をおすすめしています。
施術によって筋肉の柔軟性が戻っても、長時間のデスクワークや悪い姿勢により再び筋肉が硬くなる場合があります。
そのため、初期のうちは短い間隔で施術を受けることで、回復の定着を早めることができます。
その後は、セルフケアを併用しながら間隔を調整し、良い状態を維持できるようサポートいたします。