巻き肩

こんなお悩みはありませんか?
1. 姿勢が悪く見える
巻き肩になると背中が丸まり、猫背のような印象を与えてしまいます。そのため、実年齢より老けて見られることもあります
2. 肩こりや首こりが発症する
肩が前に出ることで首や肩周りの筋肉が常に緊張状態になり、慢性的なコリや痛みを引き起こします
3. 呼吸が浅くなる
胸が圧迫されることで肺が十分に広がらず、浅い呼吸になりがちです。これにより、疲れやすくなったり、集中力が低下したりすることもあります
4.肩がゴリゴリと鳴る、違和感がある
巻き肩の影響で肩関節の動きが悪くなると、肩を動かすたびにゴリゴリとした音が鳴ったり、違和感を覚えたりすることがあります。これが続くと、肩の可動域がどんどん狭くなり、四十肩・五十肩のリスクも高まります
5. 腕が上がりにくくなる
肩関節の可動域が狭くなることで、腕を上げにくくなったり、肩が詰まるような感覚を覚えたりすることがあります。これにより、スポーツや日常の動作にも支障が出ることがあります
巻き肩は放置すると悪化しやすいので、当院で姿勢矯正やインナーマッスルトレーニングで改善を目指すことが大切です。
巻き肩について知っておくべきこと
自分が巻き肩かどうかのセルフチェックとして、楽に立った際に手のひらの向きが後ろを向いていたら巻き肩と言えます。本来、立った時の手のひらは自分の方向を向いているのが正しい姿勢です。
巻き肩になると、肩甲骨が外側に引っ張られて身体が前屈みになり、猫背の姿勢になることが多くなります。また、巻き肩になることで首の筋肉が窮屈になり、首の骨も前屈みになってしまいます。
その結果、身体全体が丸まってしまい肺を圧迫して呼吸が浅くなり、疲れやすくなることがあります。また、胃腸も圧迫されるため、逆流性食道炎や便秘の原因につながりやすくなります。
症状の現れ方は?
巻き肩になると、身体の前面の筋肉が縮こまってしまいます。そうなると、猫背に移行したり、丸まる度合いが進行します。そのため、巻き肩だけで済んでいた症状が放置すると、肩こりや首こりの症状を経て全身症状に広がってしまうことがあります。
また、呼吸もしづらくなります。肋骨の動きが制限されるため呼吸が浅くなり、体内に取り込める酸素量が低下します。これにより血液中の酸素量も低下し、血流が悪くなると考えられます。
呼吸が浅くなることは、疲労感、眼精疲労、頭痛、睡眠の質の低下、代謝の低下、自律神経の乱れなどの全身症状を引き起こす原因になる場合があります。
その他の原因は?
巻き肩の原因について解説いたします。巻き肩は、長時間のスマートフォン操作やデスクワーク、横向きの睡眠姿勢などが原因となって引き起こされる可能性があります。以下に詳細を説明いたしますので、原因がわからずお困りの方はぜひチェックしてみてください。
長時間のスマートフォン操作やデスクワークの負担により、肩が前方に突出して前傾姿勢になることがあります。画面をのぞき込む姿勢や画面と視線の高さが合っていないこと、肩に力が入っていること、両手の手のひらを長時間下に向けた作業などが原因となり、巻き肩を引き起こすリスクが高まります。
骨盤を垂直に起こして背筋を伸ばした座位姿勢を意識し、腹筋や背筋の体幹トレーニング、首の後ろの筋肉や広背筋のストレッチを行ってみましょう。
巻き肩を放置するとどうなる?
巻き肩を放置すると、さまざまな症状が現れることがあります。
一つ目は、慢性的な肩こりや首、背中の痛みにつながることです。
二つ目は、肩関節が固まることで可動域や柔軟性が低下し、それに伴い四十肩や五十肩になるリスクが高まります。
三つ目は、胸郭の拡張が妨げられることで呼吸が浅くなり、全身が酸欠状態になって疲れが取れにくくなったり、集中力や免疫力の低下につながることです。
四つ目は、肩甲骨が外に広がることで、常に腕が内側にねじれている状態となり、腕に負担がかかるためばね指のリスクが増えることです。
五つ目は、姿勢が悪くなり首が前に突出した状態で生活するため、頚椎ヘルニアになる場合があることです。
当院の施術方法について
巻き肩(まきかた)は、肩が前方に巻き込むような姿勢のことで、これにより肩こりや首の痛みが生じることがあります。当院では、巻き肩に対する施術方法として以下の内容を行っております。
姿勢評価:初めに患者様の姿勢を評価し、巻き肩の原因を特定します。身体の柔軟性や筋力のチェックも行います。
猫背矯正:巻き肩を軽減するためのストレッチを行います。特に胸部の筋肉を伸ばし、背中の筋肉を強化する運動が効果が期待できると考えられます。
手技療法:マッサージなどの手技療法を用いて筋肉を緩め、血流の改善を図ります。
姿勢指導:日常生活における姿勢の軽減方法をアドバイスします。特にデスクワークやスマートフォンの使用時の姿勢に注意を促します。
生活習慣の見直し:運動習慣やストレッチの取り入れ方など、生活全般にわたるアドバイスを行います。
これらの施術を通じて、巻き肩の軽減を目指します。具体的な施術内容やプランについては、個々の状態に応じて異なりますので、ぜひ一度ご相談ください。
軽減していく上でのポイント
まずは姿勢や座り方を見直すことが大切です。座るときは、しっかりと奥まで腰掛け、お尻を背もたれにつけて背筋を伸ばしましょう。背中を背もたれにつけることで、前かがみの姿勢が取りにくくなります。頭が天井から吊るされているようなイメージで、首が前に出ないように意識してください。
スマートフォンを操作するときは、顔の位置までスマートフォンを持ち上げ、顔から約30cmほど離すようにしましょう。パソコンを長時間使う方には、パソコンの高さを調節できる卓上ラックの使用もおすすめです。
同じ姿勢を続けると血流が悪くなり、筋肉のこりを助長します。特にスマートフォンやゲーム、パソコンを操作しているときは、時間を忘れて集中しがちですので、意識的に休憩を取り、肩や首、上半身のストレッチを取り入れてみましょう。
また、寝る姿勢にも注意が必要です。先述したように、横向きで寝ると肩が内側に入り込みやすく、巻き肩になりやすいとされています。巻き肩の軽減を目指す場合は、なるべく横向きで寝ることは避けましょう。