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こんなお悩みはありませんか?

外反母趾イメージ

「外反母趾かもしれない」というお悩みで多く挙げられるのが

足の親指が「くの字」に変形している
歩く時に足が痛くなる
靴によって足の痛みが変わる
親指を含む指や足の裏に、タコや魚の目ができてきた
親指の付け根が腫れぼったくなっている
足の浮腫みが強くなってきた
土踏まずが無くなり扁平足になってきた

などのお悩みが多く挙げられます。

外反母趾は女性に多いと言われておりますが、スポーツをしている方にも外反母趾の症状が現れることも多くあります。

外反母趾で知っておくべきこと

外反母趾イメージ2

外反母趾では足の変形が主に取り上げられやすいですが、程度により様々な症状に繋がり、私生活にも影響を及ぼしてくることがあります。

例えば、変形しているが故に横幅が狭い靴を履いたりすると、靴擦れやウオノメなどの擦れからくる症状や、歩いていると疲れやすい、脚の内側が痛くなりやすいなどの症状が出やすくなります。

また、外反母趾を放置してしまうと、足首、膝、股関節といった他の関節でバランスを取り始めてしまいます。その結果、足には痛みがないものの、膝や股関節に痛みが出やすくなるなどの症状も現れることがあります。何よりも、体の一番下にある足が変形しているとなれば、何かしらの症状が出始めるのは時間の問題となるでしょう。

痛みなどが出る頃にはかなり進行した状態のため、痛みが出る前に施術を受けることが大切です。一回ではなく、何度も施術を受けることが重要です。

症状の現れ方は?

外反母趾とは、母趾(おやゆび)が外反し、小指に曲がる病態ですが、同時に第1中足骨が内反(内側に広がる)しています。この第1中足骨の内反が外反母趾変形の始まりと考えられています。中足骨が内反する一方で、母趾は逆に靴の先により外側に押し曲げられます。それと同時に、母趾内転筋に引っ張られることにより、付け根でねじれながら「くの字」に曲がってしまいます。

さらに、外反母趾の多くは扁平足も伴っています。また、足の“縦横のアーチ”がつぶれ、横幅の広い開帳足にもなっていることが多く、これも外反母趾の諸症状を生じる要因となっています。靴の歴史が長い欧米人に多い病気でしたが、最近は日本でも急速に増えています。

その他の原因は?

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外反母趾が起こる原因は、先天性と後天性の2つがあります。

先天性の場合は、遺伝的に関節が不安定であったり、緩みやすいことが原因となります。また、足の親指が一番長く、小指が短いエジプト型と言われる足の形は、荷重に足全体でバランスを取ろうとするため、親指にねじれの力が加わり、外反母趾になりやすいとされています。

さらに後天性の場合は、内的要因と外的要因の2つのパターンがあります。
・内的要因は、足のアーチを構成する筋肉(後脛骨筋、長腓骨筋)が弱っており、足が開張足となり、人体が緩んで外反母趾となることがあります。
・外的要因は、ヒールなどのつま先が細い靴を日常的に履いていたり、肥満などにより体重の負荷がかかることで、外反母趾になることがあると考えられています。

外反母趾を放置するとどうなる?

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日本人は、母趾の方が長いエジプト型が70%を占めています。この型は、体重がかかったときに足全体の均衡を保とうとして、母趾のつけ根にねじれた力がかかりやすいです。そのため、その力を逃すために関節が内側に変形し、やがて外反母趾となる可能性が高くなります。

外反母趾を放置すると、変形が進行することはあっても自然に治癒することはありません。外反母趾は初期に施術を受ければ、保存療法のみで日常生活を快適に送ることが可能ですが、放置すると変形が進行し、手術が必要になることもあります。

また、外反母趾だと思っていたら関節リウマチなど他の病気が原因であることもあるため、母趾の変形や痛みを感じた場合は早めに整形外科を受診することをお勧めします。そして、普段から幅が狭くヒールの高い靴はなるべく避けるようにしましょう。

当院の施術方法について

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外反母趾の施術について、当院では基本的に保存療法を行っています。

外反母趾により炎症が出ている場合は、超音波施術やアイシングなどの物理療法を施し、炎症を軽減していきます。

外反母趾の原因として、足根骨のアライメント異常から引き起こされることもあります。このような場合には、矯正の施術を行い、外反母趾になりやすくなってしまっている骨格を調整させていただくこともございます。

また、外反母趾はこちらの施術だけでなく、普段履いている靴の影響や筋力、生活背景の影響も要因として考えられますので、普段の使い方や歩き方、運動療法の指導なども行わせていただいています。

改善していく上でのポイント

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外反母趾が軽度から中度までの場合、専用のサポーターで補整・固定することで症状を一時的に軽減することが可能です。しかし、足指を固定したままでは、状況は今までと変わりません。これ以上、外反母趾を悪化させないためには、普段使わない足指を意識的に動かし、たくさん歩くことが重要です。

足指を動かして歩くことで、足裏の筋肉が鍛えられ、関節を強化することができます。ただし、その際に重要となるのはシューズ選びです。自分の足に合った外反母趾に対応しているウォーキングシューズを履き、足指を積極的に使い、正しい姿勢で歩くことが大切です。足に合わない間違ったシューズで歩くとかえって外反母趾が悪化する可能性があるため、注意が必要です。