帯状疱疹後
・帯状疱疹とは
幼少期に水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスに感染し、水ぼうそうを発症した場合、そのウイルスは体内に残ります。免疫力が低下すると、このウイルスが再び活性化し、以下のような症状が表れることがあります。
一定の時間で刺すような痛みが繰り返す
焼けるような痛み
ズキンズキンとする痛み
刺すような痛み
電気が走るような痛み
鋭く引き裂くような痛み
締め付けられるような痛み
以前に帯状疱疹になった方で帯状疱疹が治癒した後に以上の痛みが1つでも続いた場合【帯状疱疹後神経痛】というものになっている可能性があります。
帯状疱疹後に対する当院の考え
帯状疱疹は、幼少期に水ぼうそうウイルスに感染し、一度は症状が治まりますが、ウイルス自体は体内に潜伏し、免疫力が低下した際(年齢の増加、疲労、ストレスなど)に再び活性化して症状が再発する疾患です。
【帯状疱疹後神経痛】とは、帯状疱疹の症状が治癒した後に続く痛みを指します。
帯状疱疹後神経痛には、持続的な焼けるような痛みや刺すような神経痛、感覚の鈍さなどが表れることがあります。痛みが1つの形態に留まることもあれば、さまざまな痛みが交互に現れたり、時間とともに変化したりする特徴があります。
帯状疱疹後を放っておくとどうなるのか
帯状疱疹は、発疹が現れてから3日以内に適切な施術を受けることで、1週間ほどで治ります。
しかし、忙しさなどで施術の遅延があると、症状が悪化しやすくなります。施術が遅れたり、症状が重症化している場合、後に帯状疱疹後神経痛へ移行しやすくなります。
帯状疱疹後神経痛は皮膚の発疹や水ぶくれ等が消えた後も続く痛みのことで長く続くことがあります。
この激しい痛みにより、日常生活に支障をきたすこともあり、終わりの見えない痛みからうつ状態に陥ることもあります。
また、ウイルスの位置によっては、顔面神経麻痺や便秘などの症状を引き起こすことがあります。
帯状疱疹後の軽減方法
帯状疱疹は、免疫力が低下したり、ストレスなどでウイルスが再活性化することがあるため、免疫力を維持し、ストレスを軽減することが大事です。
具体的な方法として以下の点が挙げられます。
・免疫力を維持するために、体を温めるための入浴、身体を冷やさないように注意し、十分な睡眠を確保することが大切です。
・ストレスを軽減するために、趣味や好きなことに時間を割くことや外出することで、疲労やストレスを溜めないようにしましょう。
また、帯状疱疹部位への刺激を避けることも大切です。患部にはサラシなどを巻いて、衣服がこすれないように工夫しましょう。
帯状疱疹後の軽減に効果的な当院の施術メニューは?
帯状疱疹は、さまざまな要因によりストレスや疲労などで免疫力が低下すると、体内に残っている水痘・帯状疱疹ウィルスに対する抵抗力が弱まり、再発のリスクが高まります。そのため、免疫力の向上が再発を予防する鍵となります。
当院では、帯状疱疹後の症状軽減に効果的な施術メニューとして、「全調整鍼」と食事指導を提供しています。
「全調整鍼」は、自律神経の乱れから生じる不眠症や食欲減退などのさまざまな問題を軽減し、それに伴う免疫力低下を防ぐのに効果が期待できます。
鍼施術は痛みを伴うと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、当院では髪の毛と同程度の太さの針を使用しており、痛みはほとんど感じませんので、安心して施術を受けていただけます。
その施術を受けるとどう楽になるのか
鍼施術を受けて自律神経を整えることで、
「不眠」「中途覚醒」「頭痛」「ストレス性のめまい」「倦怠感」「手足の冷え」「便秘」「皮膚の乾燥」「高音耳鳴り」「肩こり」
など、自律神経の乱れによって引き起こされるさまざまな症状を軽減することができます。
これにより、人間が持つ自然治癒力を高め、質の高い睡眠を取り戻し、ストレスを軽減することが可能です。
健康的な生活リズムを取り戻し、快適な日常を送るためには、鍼施術は非常に効果を期待できます。
軽減するために必要な施術頻度は?
帯状疱疹の根本的な原因は、ストレスや疲労などさまざまな要因によって免疫力が低下することが主な要因です。このため、再発を予防する観点からも当院での通院をお勧めしています。
痛みや皮膚症状が強い場合は週に2回、発疹はあるが症状が軽い場合は週に1回通院することで、適切な施術ができ、早期の軽減が期待できます。
帯状疱疹の症状や再発予防についてご心配の方は、どうぞお気軽に当院にご相談ください。専門的なケアとアドバイスでお手伝いさせていただきます。