不眠症Q&A
不眠症関連でよくある質問と回答①
Q かなり前から不眠症で寝付きが悪いため中々眠れず、疲れが取れずにすっきり起きることができません。
生活習慣病で糖尿病や高血圧等も持っているのですが、年々血糖値や血圧の数値も悪くなって来ています。不眠と生活習慣病には何か関係がありますか?
A ご質問ありがとうございます。
寝付きが悪くて睡眠の質が悪いと疲れが取れず、寝たと思ってもなかなかすっきり起きられませんよね。
慢性的な不眠や睡眠不足が続いてしまうと、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病を引き起こす、または悪化させてしまう可能性が高いことは多くの研究から相関関係が認められています。
また、うつ病等の精神疾患や不安症、パニック障害など様々な症状を引き起こすリスクも上がってしまうため、不眠や睡眠不足を解消することは生活習慣病の予防や施術においてもとても大切な事です
不眠症関連でよくある質問と回答②
Q 長年の不調を軽減させるためにまずは睡眠から変えていこうと考えているのですが、睡眠時間はどのくらいが理想的なのでしょうか？
また、年齢や性別やその他の要因などでも理想の睡眠時間は変わってくるのでしょうか？
A ご質問ありがとうございます。
理想の睡眠時間につきましては、一人一人の個人差があるのであくまで目安と受け取って頂けますと幸いです。
海外の研究では、米国で行われた110万人の男女を対象とした『睡眠と死亡率』の調査で最も死亡率が低かったのは睡眠時間が7時間の人でした。
また、年齢や性別などでも理想の睡眠時間は変わってきて、小学生では９時間から１０時間、その後成人は７時間から７時間半、７０歳を過ぎると実質６時間以下の睡眠で足りる人が増えるのですが、トイレで起きたりが増えるのでその分を計算に入れるとやはり7時間位が理想になる方が多いと言われています。
不眠症関連でよくある質問と回答③
Q 随分前から寝付きが悪く、数ヶ月前からは睡眠導入剤を飲まないと夜に眠れなくなってしまいました。
最近では睡眠導入剤を飲まないと不安で、毎日やめられなくなってしまったのですが、睡眠導入剤は依存性が強いのでしょうか?
A ご質問ありがとうございます。
ほとんどの睡眠薬、睡眠導入剤には依存性があり長期間服用を続けていると薬物依存症になってしまう方も少なくありません。海外では睡眠薬は一人ではやめられない薬物と考えられているため、入院して睡眠薬などの薬物中毒を止めるプログラム等もあります。
さらに不眠症を治さずに睡眠薬を飲み続けると、飲んでも効かなくなってしまいどんどん強い薬になってしまう事も起こるかもしれません。
自律神経を整え薬に頼りすぎずに、できる限り早めに軽減させることが大切です。当院でも様々なメニューをご用意致しておりますのでお気軽にお問い合わせください
不眠症関連でよくある質問と回答④
Q 不眠症を良くするには自律神経を整えたり、交感神経や副交感神経のバランスを整えたほうが良いと聞いたことがあるのですが、交感神経や副交感神経とはどのような作用があるのでしょうか?
また、自律神経失調症とはどのようなものなのでしょうか?
A ご質問ありがとうございます。
自律神経失調症とは自律神経のバランスが崩れることで心身に起こる様々な不調の総称の事を言います。自律神経には日中や活動時に優位になる『交感神経』と、夜間や睡眠時に優位になる『副交感神経』があります。
交感神経と副交感神経のバランスが保たれることで心身の健康を保つことが出来るのですが、ストレスや不規則な生活などでそのバランスが乱れてしまうと頭痛やめまい、不眠症など様々な不調を引き起こしてしまいます。
不眠症関連でよくある質問と回答⑤
Q 不眠症や寝付きの悪さの軽減に鍼施術が効果的と聞いたことがあるのですが、鍼をやると身体にどのような変化が出るのでしょうか?
また、鍼は痛そうで怖いイメージがあるのですが、実際は痛いのでしょうか?
A ご質問ありがとうございます。
東洋医学の中でも鍼灸施術は心と身体のバランスを整えることが出来るので不眠症にとても効果的です。
鍼をすることでまず血流が良くなり、ホルモンバランスや自律神経が整えられます。
また、鍼をすることで呼吸が改善されて深い呼吸が自然と出来るようになり、深い呼吸はリラックス効果があるので、精神的な不安などの減少にも効果的です。
前述させて頂いたように、不眠症が長く続いて薬に頼るようになってしまうとその依存性からなかなか抜け出せない事も少なくありません。
鍼施術を行うことで、副作用なく根本的な症状を軽減することが出来るのでもし不眠や自律神経の乱れなどでお悩みでしたらいつでも当院にご相談頂けたら幸いです。
