肩甲骨はがし
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肩甲骨はがしとは？
ディスクワークや家事などで首や肩の痛みや凝り、背中が張ってしまうことが多くあると思います。
その際に「肩甲骨の可動域の制限」が首や肩の凝りの原因の１つにあります。
肩甲骨には僧帽筋・肩甲挙筋・菱形筋など首から背中、腕に関わる筋肉が多く付着しています。
同じ姿勢や運動不足などが原因で筋肉が硬くなってしまうと首や肩が凝ってしまったり腕が上がりにくくなってしまいます。また、上記にあげた筋肉は肩甲骨を内側に引き寄せるという作用を持っており硬くなってしまうと、引き寄せる力が発揮されず胸の前側の大胸筋の力が勝ってしまい肩が内巻きになってしまい猫背姿勢が強くなってしまいます。
「肩甲骨はがし」とは肩甲骨を内側に寄せる筋肉を緩めて筋肉本来の動きを高めてあげる効果があるため猫背姿勢が改善されて首や肩の凝りや背中の張りを緩和する効果があります。 -
肩甲骨まわりが固くなる原因とリスク
肩甲骨には肩を動かしたり、肩甲骨を安定させるために筋肉が沢山付着しています。
日常生活でも肩甲骨が作用する事が多く、例えば私たちが頭を洗う時、肩甲骨は上に引き上がりつつ（挙上）背骨から離れて（外転）上に向かって開く（上方回旋）動きをしています。そうすることで初めて手を頭の後ろに持っていくことが可能になります。
私たちが肩を動かしてるだけかと思いきや、かなり肩甲骨も働いています。
デスクワークやPC作業等で長時間じっとして前傾姿勢を続けることが多い方の場合、肩甲骨が外側に広がったままで動かないため、肩甲骨周辺の筋肉の血行が悪くなって硬くなりやすいのです。 そのため余計に肩甲骨の動きも悪くなり、ガチガチにこりかたまっていくという悪循環に陥ります。 -
肩甲骨はがしをするメリットとは？
「肩甲骨はがし」を行うメリットとしては、
１.姿勢の改善
→肩甲骨を内側に寄せる筋肉が本来の動きを出せるようになる事により、肩が内側に入ってしまい内巻き型の猫背姿勢になってしまう事が改善され、肩や首凝り・背中の張りが改善されます。
２.肩の可動域UP
→肩が上がるようになる仕組みとしては肩甲骨と腕の骨がバランス良く動くことにより腕が上まであがるようになります。
３.脂肪燃焼効果UP
→肩甲骨の周囲には熱を生み出して脂肪燃焼を促進する働きのある褐色脂肪細胞が密集しているといわれているので身体の基礎代謝も上がり脂肪が燃えやすい身体になります。このように「肩甲骨はがし」を行うことで身体にいい変化が起こっていきます。
自分でできる肩甲骨はがし
肩甲骨はがし(ストレッチ)は肩甲骨の周りの筋肉を動かしほぐすことで肩甲骨の動きを良く四十肩などの予防に繋がります。
ストレッチは座位で行ないます、また下半身が動かないように注意して行いましょう！
①まずは頭の上に手を伸ばし手を組みますことの時肘はなるべく曲がらないようにしましょう。痛みの出てしまう方は痛みの出ない範囲で伸ばしましょうそのまま体を左右に息を吐きながら5秒ゆっくりと倒し肩甲骨の外側を伸ばして行きます。
②体の前で同じく手を組み今度は胸の前で円を作ります、そのまま息を吐きながら円の形を保ちながら更に手の甲を胸から遠ざけていき肩甲骨の内側を伸ばして行きます、これも5秒伸ばしていきます。この時頭を前に倒しておくと更に伸ばすことができます。
③気おつけをした状態で肩甲骨で物を挟むように肩甲骨同士を近ずけそのまま上に持ち上げます、次に持ち上げた肩甲骨を外側に広げ広げたまま肩甲骨を下に下げます。(肩甲骨を大きく肋骨の上を回すイメージで行いましょう)
場所を選ばずに簡単に行えますので是非やってみて下さい！
当院の肩甲骨はがしとは？
当院の肩甲骨はがしとは動的な手技で三角形（肩甲骨）の全ての辺からアプローチして行く治療になります。
一般的な肩甲骨はがしとは肩甲骨周りの筋肉を緩めることを母指圧で行いますが、固まっている筋肉に対して圧をかけ過ぎると逆に痛めるケースや、防御反応を引き起こし余計に筋緊張を強くする恐れがあります。
その点に比べ当院の肩甲骨はがしは、主に筋緊張が出ないように動かしながら剥がしていく事を行っています。
実際に受けている患者様からは「もっと痛いと思っていた」「普段こんな方向には動かさないし、動かせないよね」などのお声を頂いています。
当院の治療は肩甲骨はがしだけではなく様々な治療を用意しており、その方の症状に合ったオーダーメイド治療としていますので、是非一度ご来院して頂きお話しを聞かせて頂けたらと思います。
