慢性的な腰痛の改善報告
患者様の年代
40代
患者様の性別
女性
ご職業・生活スタイル
介護のお仕事で歩くことが多く、介助の際には中腰の姿勢になる機会も多い方です。
症状の発生時期・きっかけ
今年の1月から腰が痛むようになり、前かがみや中腰の姿勢になった際に痛みが出ていました。仕事中に長時間中腰の姿勢を続けたことがきっかけで、腰が痛くなったとのことです。
これまでにも何度かぎっくり腰を経験されており、寒くなると痛みが出ることがありましたが、今回ほど強い痛みは久しぶりだったそうです。
学生時代に腰椎分離症の既往があり、腰周りに負担がかかりやすい状態と考えられました。また、骨盤が右側に偏る傾向が見られ、患者様ご自身も右側をよく使うことを自覚されていました。
日常で何ができなくて困っていたか?
仕事で重い物を持つことが難しく、ご自宅で落とした物を拾おうとしゃがんだ際にも、違和感や痛みが出て困っていらっしゃいました。ご実家の畑作業では、しゃがんでいる時間が長くなるにつれて、徐々に痛みが出るとのことです。また、ときどき腰に不安を感じることがあり、重い物を持つ際にも不安があったそうです。
どのような施術を行ったか?
腰椎分離症の既往を考慮し、指圧では主に横方向から腰方形筋にアプローチしました。炎症が残っていると考えられたため、まずハイボルテージによる施術を行いました。脊柱起立筋や腰方形筋、中殿筋、仙腸関節周辺にアプローチし、痛みが大きく軽減した段階で姿勢写真を撮影しました。
姿勢写真では骨盤の前傾が見られ、臀筋群の硬さも確認されたため、骨盤はがしを行いました。その際は横向きの姿勢で腰方形筋を指圧しながら、骨盤を後傾方向へ動かす調整も加えました。施術後には、かなり楽になったとのお声をいただきました。
施術のポイント・解説
深層の筋肉が緊張している可能性を考え、ハイボルテージによる施術を行いました。炎症に伴う痛みや深層の筋肉の緊張を和らげ、血流を促すことを目指しました。
また、インナーマッスルの機能低下や臀筋の硬さに伴う反り腰の姿勢も、痛みに関係している可能性を考えました。そのため、骨盤はがしで骨盤周辺のバランスにアプローチし、腰への負担の軽減を目指しました。
ハイボルテージによる施術では、対象部位の周囲にも電気刺激を加え、刺激の感じ方を確認しました。特に刺激を強く感じる部位を把握し、患者様の反応に合わせて重点的にアプローチすることを意識しました。
通院頻度・期間の目安
初めは炎症に伴う痛みの軽減を目指し、ハイボルテージによる施術を週2回のペースで計4回行いました。その後は、痛みの背景にある負担の軽減を目指し、骨盤はがしを週2回のペースで計10回ほど行いました。施術期間は合計3か月半でした。
施術後の変化・現在の状態
患者様が感じる痛みの程度は、1回目の施術前後で10から3、2回目は8から4、3回目は5から2へと変化しました。4回目には痛みがなくなり、違和感のみになりました。
7回目には違和感も減り、骨盤はがしへ移行しました。
患者様からの喜びの声
「仕事中の痛みがなくなって、集中できる時間が増えました」
「しゃがみやすくなって、不安感もかなり減りました」
このようなお言葉をいただき、患者様が希望される目標に向けて支えることが、私たち施術者の目標でもあると改めて感じました。
担当者からの結び・アドバイス
日常生活でどのように身体をケアすればよいか、分からない方もいらっしゃるかと思います。
・入浴時は、体調に合わせて無理のない範囲で15分程度湯船に浸かります。
・寝る前に5分程度、脚やお尻周りのストレッチを行います。痛みなく取り組めそうであれば、プランクなどのお腹周りのトレーニングも取り入れます。
このようなケアが、腰周りの負担の軽減につながる場合があります。無理のない範囲で試していただければと思います。
ご自身で取り組むことが難しい場合は、一度当院でお身体の状態を一緒に確認していきましょう。
ご相談をお待ちしております。